8月28、29日に太平洋クラブ御殿場コースで行われたPGAシニアツアー「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」。太平洋クラブ創立50周年記念ということもあり、華やかな顔ぶれで行われた本大会。シニアプロゴルファーだけでなく、腕に自信のある元プロ野球選手やオリンピックメダリストなど、著名人21名も本戦に出場しました。優勝争いでもしない限り、なかなかスポーツ紙では報道されない「彼ら」の成績。実際スコアがどんなものなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。今回はメディアにほとんど掲載されていない、著名人の成績を発表します。
マルハンカップ(8/28 29) 著名人成績 (7020ヤード、パー72) | |||||
スコア | 順位 | 氏名 | 1R | 2R | 合計 |
+6 | 54位 | 谷繁元信(中日OB) | 76 | 74 | 150 |
+7 | 64位 | 田中幸雄(日本ハムOB) | 73 | 78 | 151 |
+8 | 70位 | 真弓明信(阪神OB) | 76 | 76 | 152 |
+14 | 86位 | 西崎幸広(日本ハムOB) | 76 | 82 | 158 |
+15 | 88位 | 小松辰雄(中日OB) | 82 | 77 | 159 |
+18 | 95位 | 広澤克実(ヤクルトOB) | 82 | 80 | 162 |
+19 | 97位 | 宮本慎也(ヤクルトOB) | 80 | 83 | 163 |
+24 | 105位 | 島田誠(ソフトバンクOB) | 82 | 86 | 168 |
+27 | 109位 | 立浪和義(中日OB) | 86 | 85 | 171 |
+29 | 113位 | 定岡正二(巨人OB) | 81 | 92 | 173 |
+30 | 115位 | 久保康生(近鉄OB) | 88 | 86 | 174 |
+31 | 116位 | 海和俊宏(スキーオリンピアン) | 85 | 90 | 175 |
+33 | 118位 | 岡部哲也(スキーオリンピアン) | 91 | 86 | 177 |
〃 | 〃 | 野村謙二郎(広島OB) | 80 | 97 | 177 |
+34 | 120位 | 篠塚和典(巨人OB) | 90 | 88 | 178 |
+39 | 121位 | 佐野元国(巨人OB) | 97 | 86 | 183 |
+42 | 122位 | 川口和久(広島OB) | 90 | 96 | 186 |
+44 | 123位 | 池谷幸雄(体操オリンピアン) | 97 | 91 | 188 |
〃 | 〃 | 西山秀二(広島OB) | 91 | 97 | 188 |
+61 | 125位 | 清水圭(タレント) | 101 | 104 | 205 |
+87 | 126位 | 中野浩一(競輪オリンピアン) | 115 | 116 | 231 |
こうして見ると…スコア的に大きく落としている方も何人かいますね。今回、非常に残念なスコアとなってしまった著名人とラウンド経験を持つ方によれば「ものすごく上手だった」そうです。各選手のベストスコアはわからないですが、やはり普段のラウンドとトーナメント仕様は圧倒的に違うということ。ピンの位置、グリーンの速さ、フェアウェーの広さ…。各ホールで1打多く叩けば、1日で18打多く叩く計算。2日間で36打。そう考えると、これだけスコアを落としていてもどこか納得できる部分はありますね。
さて、そんな高難度の状況下で著名人トップとなったのが、元プロ野球選手の谷繁元信氏。2日間を76、74でまとめ、通算6オーバーの54位タイでした。PGA会長で今大会も出場(7位タイ)した倉本昌弘選手も「谷繁君は上手」と大会前にお話しされていましたが、その実力をいかんなく発揮しました。
「1日通してダボもありましたが、その辺はアマチュアなので…。全体的に出来の良いプレーができたと思います。今年、実はシニアOPの予選会に出場して、ダメだったんです。また実力をつけて挑戦したいなと思います」と谷繁氏。2日目に同じ組でラウンドした谷口徹選手(4位タイ)とは野球の話で盛り上がったとかで、「あの人はパターがマジで上手なので、『何年使っているんですか?』とか、そんな話をしました。カップの中に球が吸い込まれていくような入り方。やっぱりすごいですね」とプロのレベルも感じたようです。ちなみに優勝した森田徹選手は通算10アンダー。プロは30人がアンダーで回っており、著名人成績と見比べると改めて「プロ凄し」を実感できるのではないでしょうか。