「ゴルフ天才少女」須藤弥勒が激闘プレーオフに感動「吉田選手は本当にパットは上手。岡山選手のセカンドショットは正確」


18番グリーンサイドで激闘を目撃した須藤弥勒。優勝トロフィーを受け取る吉田優利のパットに感銘を受けた(家族提供)

18番グリーンサイドで激闘を目撃した須藤弥勒。優勝トロフィーを受け取る吉田優利のパットに感銘を受けた(家族提供)

◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス 最終日(5日、三重・ゴルフ5C四日市C=6563ヤード、パー72)

 雷雲接近などのため順延された第2ラウンドの未消化分と最終ラウンドが行われた。第2ラウンド終了時点で7位だった吉田優利(エプソン)が9バーディー、2ボギーの65で回り、通算14アンダーで並んだ岡山絵里(ニトリ)をプレーオフ2ホール目で下して優勝した。吉田は初優勝を飾った楽天スーパーレディース(7月)に続き、2勝目。プロゴルフの世界では「初優勝より難しい」と言われる2勝目を、わずか4週後にゲットした。

 今年7月にキッズ世界選手権で優勝し、世界ジュニアメジャー4勝目を挙げた「ゴルフ天才少女」須藤弥勒(10)が今大会でテレビ東京系の放送とライブ配信で18番ホールのゲストリポーターを務めた。目の前で激闘のプレーオフを目撃した弥勒は「本当に勉強になりました。特にプレーオフは緊迫感いっぱいで、吉田選手と岡山選手の迫力、集中力、技術の素晴らしさに感動をしました」と満面の笑顔で話した。

 弥勒は、プレーオフを戦った2選手と面識があるという。「吉田選手は一緒にパターの練習をさせてもらったことがあります。岡山選手はプロアマで同組で一緒にプレーをさせていただきました。『2人とも勝ってほしい』と願いながらプレーオフを見ていました」

 「2032年ブリスベン五輪で金メダル獲得」を目標に掲げる弥勒は、吉田と岡山のプレーを間近で見たことで、さらに意欲を増した。「吉田選手は本当にパットは上手です。岡山選手のセカンドショットはものすごく正確です。私もたくさん練習をして、2人のような、素晴らしいプロを目指して、明日から一生懸命に練習に取り組んでいきたいです」と目を輝かせて話した。

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