中島啓太メジャー94年ぶりアマチュアVだ 腰痛「70%」回復


アマチュアとしてメジャー大会に挑む河本力(左)と中島啓太

アマチュアとしてメジャー大会に挑む河本力(左)と中島啓太

◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 指定練習日(13日、滋賀・琵琶湖CC=6986ヤード、パー71)

 男子プロゴルフのメジャー第3戦・日本オープンは、14日から4日間、滋賀・琵琶湖CC(6986ヤード、パー71)で行われる。9月のパナソニック・オープンで史上5人目のアマチュア優勝を果たした中島啓太(21)=日体大3年=は、18ホールの練習ラウンド(R)で最終調整。国内メジャーでは1927年に行われた第1回・日本オープンの赤星六郎以来となる94年ぶり2人目のアマ優勝に挑む。

 キリッとした表情が、より一層引き締まった。日の丸がついたナショナルチームのウェアを着た中島は「自分自身と向き合ってプレーすることをテーマに、毎日いいゲームプランを立てて優勝争いに加わることができたら」。コース設計家としても知られた赤星六郎以来、メジャーでは94年ぶりのアマVに視線を向けた。

 パナソニック・オープンでは1973年のツアー制施行後、5人目のアマ優勝を果たしたが「浮かれちゃいけない。まだやることがたくさんある」と慢心はない。翌週のバンテリン東海クラシックは腰痛のため第2Rスタート前に棄権。ケアに努めて4日から練習を再開し「70%」まで回復して復帰戦を迎えた。

 初優勝時はパー3以外の全56ホールで第1打にドライバーを握ったが、フェアウェーが狭く、砲台グリーンが目立つメジャーの難コースに「14ホールのうち4ホールはレイアップ」と着実なマネジメントを予告した。

 次週は「世界の舞台を目指す上で出られるのはいい経験」と話す国内開催の米ツアー・ZOZOチャンピオンシップに参戦。その後のアジア太平洋アマチュア選手権制覇で、来春のマスターズ出場という青写真を描く若武者が、まずは国内最高峰の戦いに挑む。(菅原 美沙)

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