◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 第1日(14日、滋賀・琵琶湖CC=6986ヤード、パー71)
1927年の第1回大会以来となる94年ぶりのアマチュア優勝に挑む中島啓太(日体大3年)は、3バーディー、2ボギーの70で回り、首位と7打差の46位で初日を終えた。
2番でボギーが先行したが、終盤の15、16番で連続バーディーを奪って1アンダー。東京五輪代表の星野陸也(興和)と18、20年大会覇者の稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)の注目組でギャラリーを引き連れて回り「ボギーが先行しても崩れることなく、最終的にアンダーパーで終われたのは成長しているところ。とりあえず初日として結果的によかった」と振り返った。
9月のパナソニックオープンで初優勝を挙げたが、翌週のバンテリン東海クラシックでは腰痛が原因で第2ラウンド(R)のスタート前に棄権した。「毎試合100%でいくのは体が持たない。80%でも試合を回りきった方が経験になる」。その“失敗”から学び、これまでは試合前に30分間行っていたトレーニングをチューブを使ったリハビリメニューに変更。練習場が混雑していた影響でスタート15分前まで打席に入れず「かなり焦った」と苦笑しつつも、じっくりと体調を整え「(体が)温まった状態でゴルフする感覚」で臨んだ。
スコアを思うように伸ばせない中でも収穫はある。「終盤のバーディーは、あした(15日)につながるいいきっかけだったと思う。細かいミスをなくして、アンダーパーを積み重ねていけたら」。第2Rは7時32分スタート。心身ともに万全の状態で再びコースに立つ。