渋野日向子2週連続Vへ「目の前の一打に集中したい」15日開幕富士通レディース


練習ラウンドで、コース名物の背丈ほどある18番のガードバンカーで脱出に失敗、絶叫する渋野(カメラ・今西 淳)

練習ラウンドで、コース名物の背丈ほどある18番のガードバンカーで脱出に失敗、絶叫する渋野(カメラ・今西 淳)

 女子プロゴルフツアーの富士通レディースが15日から3日間、千葉・東急セブンハンドレッドC西C(6679ヤード、パー72)で感染防止策として無観客で開催。前週のスタンレーレディスでツアー通算5勝目を挙げた渋野日向子(22)=サントリー=は18ホールの練習ラウンドで調整し、ラフや深いバンカーからのショット、グリーン上など約5時間半かけてコースを確認。自身初の2週連続Vも懸かるが「やることは変えずに目の前の一打に集中したい」と引き締めた。

 今年からスイング改造に着手するなど試行錯誤を経て手にした686日ぶりの復活V。「カレーせんべいの味」と“しぶこ節”で表現した勝利後は多くの祝福を受け、「一番感慨深い」と喜びをかみ締めた。

 11月末に来季の米女子ツアーの予選会に出場の見通し。前週Vで自信が戻ってきて「やっとスタート地点に立てた」。渋野の挑戦はここからが本番だ。(宮下 京香)

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