松山英樹 ツアー200戦目の大会初日66で5差7位と好発進「ノーボギーで上がれたので良かった」


◆米男子プロゴルフツアー CJカップ 第1日(14日、米ネバダ州ザ・サミットC=7431ヤード、パー72)

 米男子ツアー日本人歴代最多6勝の松山英樹(LEXUS)は6バーディー、ボギーなしの66で回り、6アンダーの7位と好スタートを切った。首位とは5打差。米ツアー通算200試合目の出場となる節目で、上々の滑り出しとなった。

 赤いシャツに黒いパンツ姿で今年の全英オープン覇者のコリン・モリカワ(米国)、ツアー2勝の任成宰(イム・ソンジェ、韓国)と同じ注目組でのラウンドとなった。午前9時過ぎに1番から出て、5番で第2打をピンそば50センチにつけてバーディーが先行した。6番パー5は、ピン左8Mに2オンに成功して連続バーディーとした。

 後半も12番で4Mを沈めてバーディーが先行した。14番パー5は、322ヤードのビッグドライブでフェアウェー中央をとらえると、ピン右6Mに2オン。着実にバーディーを重ねた。16番パー3は、アイアンでピン右手前1・5Mにつけて伸ばした。最終18番パー5も、第2打をグリーン左バンカーまで運び、3打目をピンそば1Mに寄せてバーディーフィニッシュとした。

 ホールアウト後のインタビューでは「良いショットも悪いショットも。良いパットも悪いパットもありながら、ノーボギーであがれたので良かったなと思います」と冷静に振り返った。2週間のオフからの復帰だった前週大会は、最大の武器であるアイアンショットで苦戦した。その後調整に励んでこの日は、マスターズ王者本来の高精度のアイアンショットが光った。パーオン率は77・78%で26位。「先週の感じよりはマシかなという感じですね」と話した。

 昼前のスタートとなる第2ラウンドに向けては「良いスコアで明日も回らないと週末、また下の方で回ることになると思うので。明日、しっかり伸ばして終われるように、頑張りたいなと思います」と気を引き締めていた。

 ツアー2勝のロバート・ストレブ(米国)が1イーグル、10バーディー、1ボギーの61をマーク。11アンダーで単独首位スタートを決めた。

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