アマチュアの隅内雅人がホールインワン達成 ツアー最年少の16歳356日


ホールインワンを達成したアマチュアの隅内雅人

ホールインワンを達成したアマチュアの隅内雅人

◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 第2日(15日、滋賀・琵琶湖CC=6986ヤード、パー71)

 水戸啓明高2年でアマチュアの隅内雅人が、221ヤードの2番パー3でホールインワンを達成した。16歳356日でのホールインワンは、記録が残る1985年以降の日本ツアー史上最年少となった。まだあどけなさが残る高校2年生は「記録を作れてうれしい。びっくりしています」と初々しく笑った。

 今大会のパー3では最長となる221ヤード。番手を4か5アイアンで迷ったが、自ら5アイアンを選択。打った感触は「いい感じじゃなかった」が、「エッジを越えて1ヤードぐらいから転がると、ボールが消えた。入った!って感じです」。試合では初めてのエースが国内最高峰のメジャー大会となった。

 隅内は父の影響で6歳からゴルフを始め、中学は東京五輪代表の星野陸也(興和)と同じ茨城・水戸第二中出身。中学2年時(18年)にはカシオワールドオープンに出場(予選落ち)した経験がある。水戸啓明高に進学してから学校にゴルフ部が創部。世界アマチュアランク1位の中島啓太(日体大3年)のように、大学進学を経た上でプロを志す。

 憧れの選手は2020年全米プロ選手権、21年全英オープン王者のコリン・モリカワ。大舞台で活躍する姿に目を輝かせ「飛距離を求めるより、崩さないゴルフ、しっかり伸ばせるゴルフを固めようかな」と自身の目指すスタイルを説明した。

 今大会にはアマチュアの中島や前年5位の河本力(日体大4年)らが出場しているが「ローアマが目標」と言い切った。現時点では3アンダーの28位でアマトップ。十分にその可能性を秘めている。

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