19年大会アマV・古江彩佳は“4回ビビり”も、ホステス大会で2打差2位発進


15番ティーショットを放つ古江彩佳(カメラ・今西 淳)

15番ティーショットを放つ古江彩佳(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ▽富士通レディース第1日(15日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6679ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、2019年大会でアマチュアVでその名をとどろかせた、大会主催の富士通所属のホステスプロ・古江彩佳が8バーディー、1ボギーの65をマーク。初優勝の思い出の地で7アンダー、首位の勝みなみ(明治安田生命)に2打差の2位と好発進を決めた。

 1つスコアを伸ばして迎えた4番パー3(164ヤード)。第1打を7アイアンでピン奥30センチにつけるスーパーショットでバーディーを奪った。11番と17番では10メートルのバーディーパットを決めきってスコアを上げた。「全体的にすごく安定したプレーができた。運良く来られています」と胸を張った。

 ラウンド中は大笑いも飛び出すなど、いつにも増して楽しそうに回っていた。「今日は(キャディーと)ビビりポイントをチェックしていました」。1番パー5の第3打はグリーン左奥のピンに対し、右手前約8メートルについた。思わず「ビビったね~」と口にすると、キャディーに「ビビったらペナルティーね」と言われ、そこから「ビビりポイント」が加算されていったという。主にショットで「ピンを狙って行く時にビビっていました」と、この日は計4ポイントが加算されてしまった。

 それでも19年大会V、昨年は2位のコースとの好相性ぶりを発揮し、トップの背中が見える位置で初日を終えた。昨年は9月のデサント東海クラシックでプロ転向後初V後、11月までに3勝を挙げた“秋に強い女”。「自分のゴルフを信じながら、弱気にならないように強気でいけたら」と2日目以降はビビることなく攻めていくつもりだ。

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