２７歳初戦で優勝争いを演じた藤田（右）と母・美香さん
先月末に２７歳の誕生日を迎えました。いつも運転手兼マネジャーとして遠征に帯同してくれている母から今年は、ケーキと靴をプレゼントしてもらいました。そのかいもあってか２７歳初戦だった下部のステップアップツアー、かねひで美やらびオープンで良い第一歩が踏み出せました（笑い）。
３日間アンダーパーで回り、今年初めての優勝争い。最終日最終組は１９年６月の優勝したユピテル静岡新聞ＳＢＳレディース以来でした。結果は３打差の３位。ショットの調子が良かったわけではなくて、きわどいパーパットが結構入ってくれてスコアを落とさなかったのが良かった。ショットが良くない中で粘り強く戦えたのは、来年の出場権をかけた１１月の１次予選会（２３～２６日）に向けても自信になりました。そして有観客開催で沖縄までファンの方々が応援に来て下さったのが、私的には一番のサプライズプレゼント。本当にうれしかったですね。
韓国のキム・ハヌル選手（３２）が先週、スポンサー契約先の主催大会で引退されました。１５年から日本ツアーに参戦されてコースでよくお会いして、話すうちに仲良くなって。１５年の年間表彰式ＬＰＧＡアワードでは、私が着物でハヌルさんも韓国のチマチョゴリを着て、２人で一緒に記念撮影をしたのが思い出ですね。ご本人に連絡もしましたが、やっぱり寂しいです。
私は先週、北海道に一人で日帰り弾丸帰省してきました。北海道の新鮮な空気を吸いたくなって（笑い）。父のお墓参りをしてジンギスカンを食べて充電して来ました。１１月も私らしく笑顔で頑張ります！（女子プロゴルファー）
◆藤田 光里（ふじた・ひかり）１９９４年９月２６日、札幌市生まれ。２７歳。３歳で父の故・孝幸氏の教えでゴルフを始め、西岡中３年から北海道女子アマチュア５連覇。飛鳥未来高卒。１３年にプロテスト合格。１４年賞金ランク３８位、１５年はフジサンケイレディスで初優勝して同１８位。１７～１９年は賞金シード入りを逃した。１６５センチ、５６キロ。家族は母と妹、弟。ゼビオホールディングス所属。