◆女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 公式練習日(28日、埼玉・武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)
賞金ランク2位でツアー通算6勝の古江彩佳(富士通)は、10番からの9ホールなどで最終調整した。2019年にプロ転向を果たした大会(56位で予選落ち)で「デビュー戦という思い出はすごくあります。このコースは難しいなという印象が強いです」と振り返った。
賞金ランク1位の稲見萌寧は「腰痛」のために欠場する。稲見とは約2208万円差で今週、古江が優勝しても首位が入れ替わることはないが「追いかける方からすると、そこはおいしい話かもしれないですけど、私は私のゴルフをしたい。上位で戦うには毎日、アンダーパーが必要になってくる」と冷静に自分のプレーに集中することを誓った。
2007年の全美貞(韓国)、19年の鈴木愛に続く1988年のツアー制施行後、3人目となる3週連続優勝がかかる。「頭には入っていますけど、そんなに意識しないでこの試合に集中したいなと思っています。ここはそんなに成績良くない(20年22位が最高)ので、調子に乗り過ぎないようにやりたい」とうなずいた。
29日の第1ラウンドは、昨年大会覇者で賞金ランク4位の西村優菜、19年大会を制した鈴木愛と同組で午前10時に1番からティーオフする。
賞金総額8000万円(優勝賞金1440万円)で、96選手が参加して1日3000人上限の有観客開催。3日間54ホールで争われる。