◆男子プロゴルフツアー マイナビABC選手権 第3日(6日、兵庫・ABCGC=7217ヤード、パー72)
5打差の26位から出た金谷拓実(Yogibo)が、7バーディー、1ボギーでスコアを6つ伸ばし、首位と3打差の8位に浮上した。「天気がよくて、スコアを伸ばしやすい状況だった。チャンスも多かったかなと思います」と振り返った。
初日、2日目はともに70をマークして26位。決勝ラウンドに進んで調子を上げ、7番では10メートルのバーディーパットを沈めるなど前半だけで2つ伸ばし、「1つボギーを打ったけどそれ以外はいいプレーができた」とうなずいた。
現在、UAEで行われているアジア・パシフィック・アマチュア選手権では、世界アマチュアランク1位の中島啓太(日体大3年)が単独首位で最終日を迎え、優勝争いを演じている。18年大会を制した金谷は、中島ら日本人選手の奮闘の様子をネット中継で視聴した。「相当気合入ってますね。あんな啓太見たことない。最終ホールで左の池に入ってガッツパー。根性入ってたから『どうしたんや?』と思って」と冗談交じりに活躍を喜んだ。この日も試合中継を視聴する予定で「チャンスがあるし誰か勝ってほしい。啓太が一番(優勝に)近い位置にいるので、すごい楽しみ」とエールを送った。
海の向こうで活躍する仲間に刺激を受け、金谷は3打差逆転での4勝目を目指す。「あしたもいいスコアを出さないと優勝はないから、とにかくどんどんバーディーを取っていきたい」と意気込んだ。