金谷拓実、初のメジャーVで賞金王&マスターズ切符もつかむ


4月、東建ホームメイトカップで優勝した金谷拓実

4月、東建ホームメイトカップで優勝した金谷拓実

◆金谷拓実(23)=Yogibo=2年連続2度目出場<東建ホームメイトカップ優勝>

 20代が台頭する新時代到来を象徴した優勝争いだった。4月の21年国内初戦・東建ホームメイトカップは、最終日最終組で、金谷と中島啓太(日体大3年)による新旧世界アマチュアランク1位対決が実現。金谷は12番で3メートル、17番で1メートル半と勝負どころで持ち味のパットを決めて1差で制した。

 東北福祉大の先輩・松山英樹が日本男子初のメジャー制覇を遂げたマスターズ直後。「ゴルフを見て初めて涙が出た」と心を揺さぶる刺激を胸に、統合された20―21年シーズンで初めて賞金ランク1位に立った。松山以来ツアー史上2人目の新人賞金王の期待も膨らむ。

 日本シリーズは2年連続2度目の出場となる。20年は優勝争いに加わり、3打差の5位。最終日の18番、ピン下2メートルのパーパットは大きく右から左に弧を描いてカップ縁で一度止まり、カップへ。笑顔で両手を広げて万歳した。「18番は見ている方も、プレーしている方も面白い。今年は有観客で印象も違う。すごい楽しみ」と目を輝かせる。

 今季18戦予選落ちがなく2勝を含む13度のトップ10入り。驚異的な安定感で、昨年10月のプロ転向時241位だった世界ランクは60位まで上昇。12月末までに50位以内に入れば来年4月のマスターズ出場権も手に入る。「とにかく優勝したい」。初メジャーVで賞金王とマスターズ切符もつかむ。(榎本 友一)

 ◆金谷 拓実(かなや・たくみ)1998年5月23日、広島・呉市生まれ。23歳。5歳でゴルフを始め、広島国際学院高2年の日本アマ選手権で17歳51日の大会最年少V。同年の日本オープン11位で大会最年少ローアマ獲得。2018年アジア・パシフィック選手権優勝。19年のマスターズ58位。同年、三井住友VISA太平洋マスターズでツアー4人目のアマV。昨年11月のダンロップフェニックスでプロ初V。172センチ、75キロ。家族は両親と兄。

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