逆転賞金女王へ、古江彩佳がブッチ切りの単独首位発進! 大会記録に並ぶ「64」で稲見萌寧に10打差つける


1番、ティーショットを放つ古江彩佳(カメラ・馬場   秀則)

1番、ティーショットを放つ古江彩佳(カメラ・馬場 秀則)

◆報知新聞社後援 ▽女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 第1日(25日、宮崎・宮崎CC=6543ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、賞金ランク2位の古江彩佳が大会最少タイの64をたたき出し、8アンダーで3打差の単独首位発進を切った。6番から5連続バーディーを奪うなど9バーディー、1ボギーで、2016年大会第3日に葭葉ルミが出した大会記録に並ぶビッグスコアをマーク。昨年まで2年連続2位とし、好相性の今季ツアー最終戦で絶好の滑り出しを見せた。

 一方の賞金ランク1位の稲見萌寧は古江とツーサムで、最終組でプレーした。1バーディー、3ボギーの74と伸ばせず、2オーバーで10打差25位と出遅れた。前半から得意のショットが安定せず4番、5番でボギーとして苦しい展開が続いたが、18番ではピン奥から約6メートルのフックラインをねじ込みバーディーで締めくくった。

 今大会は賞金総額1億2000万円(優勝賞金3000万円)で、稲見と古江の賞金差は1696万8474万円。稲見は2人の2位タイ(1500万円)以上で、古江の結果に関わらず女王が決定。古江は単独2位(1800万円)以上が逆転への最低条件。その場合、稲見が単独14位(96万円)以下で入れ替わる。いずれも初の賞金女王の座を狙っている。

 2011年大会覇者で、12年賞金女王の全美貞(韓国)が67で回り、5アンダーで3打差2位につけた。高橋彩華と野沢真央が68をマークし、4アンダーで4打差3位に並んだ。上田桃子、三ケ島かな、金沢志奈、堀琴音の4人が3アンダーの5打差5位で続いた。

 10月の日本女子オープンを制し、メジャー2連勝を狙う勝みなみは72で回り、イーブンパー16位。大会連覇&2戦連続Vを狙う原英莉花は74と伸ばせず、2オーバー25位で滑り出した。

 今大会は40選手が参加し、一日上限3000人で2年ぶりの有観客で開催されている。

最新のカテゴリー記事