女子ゴルフの2020―21年統合シーズンで、初の賞金女王に輝いた稲見萌寧(都築電気)が、飛躍の一年となった2021年を振り返り、来年への抱負を語った。1日、千葉市内で行われた会員制パーソナルトレーニングジム「ジェイズ スポーツ ボディ」のオープニングセレモニーに出席した。
ツアー最終戦から3日後のこの日、稲見は同席した吉田優利(エプソン)らと時折談笑するなど、リラックスした様子だった。今シーズンについては、オフのトレーニングが奏功したことを挙げ、「今年は初めて開幕戦から出場して1年間フルで戦ったんですけど、昨年まではこういう状況で6月からの半年間の出場。けれど、その半年間より、1年間戦った今年の方が疲れが少なくて、体の疲労で調子を崩すのが半分以上軽減されたので、その辺が最後まで勝てたり、いい状態で保てた要因かなと思っています」と振り返った。
今季は初メジャーを含む9勝を挙げ、8月の東京五輪で男女通じて競技初の銀メダルを獲得するなど、大ブレイクを果たした。期待のかかる22歳は来年に向け「成績としては今年を上回る成績を来年に出すのは厳しいかなと思うんですけど、その中でも1年間ケガなく戦える状態で迎えられるようにすることと、『1年で1勝』を目標にやっているので、来年も勝てるように頑張りたいです」と活躍を誓った。