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山路晶はギネス世界記録を認定する記念の盾を手に笑顔(博報堂DYスポーツマーケティング提供)
5月の日本女子プロゴルフツアー、リゾートトラストレディスで国内男女ツアーを通じて史上初となる、同一ラウンドで2度のホールインワンを達成した山路晶(森六グループ)が、ギネス世界記録認定を受けたことが17日、発表された。
5月28日に愛知・セントクリークGCでの第2ラウンド。139ヤードの3番パー3で9アイアンを振り抜いて初のホールインワン。さらに、172ヤードの7番パー3でも7アイアンで直接放り込む離れ業をやってのけた。「1度目が入った時はうれしかった。2度目が入った時は怖~い、と思った」と目を丸くして喜びを口にしていた。
2020―21年統合シーズンは、ツアー7位の平均250・61ヤードの飛距離を武器に21年8月のニトリレディス3位を最高に7度のトップ10入り。賞金ランク55位で初の賞金シードも獲得した。22年は初優勝が期待される1998年度生まれ「黄金世代」の1人だ。
山路は「この度、ギネス世界記録に認定されて嬉しく思います。盾を受け取って記録の実感がわいてきました。2回とも狙い通りに打てましたが、まさか両方入ると思わなかったので驚いたことを覚えています。来年はシード選手として、またギネス世界記録保持者として、今年以上の成績を残せるよう頑張りますので、ご声援の程よろしくお願いします」とコメントした。
◇山路 晶(やまじ・あきら)1998年9月10日、浜松市生まれ。23歳。兄の影響で8歳からゴルフを始める。17年に宮城・東北高を卒業後、3度目の受験となった19年のプロテストで合格。家族は両親と兄2人。父は東北福祉大野球部総監督の哲生さん。166センチ。