GMOの熊谷代表が来季の女子ツアー主催試合の辞退を表明


 IT大手のGMOインターネットグループの熊谷正寿・代表取締役会長兼社長が19日、自身のツイッターを更新し、2022年の女子ツアー、GMO&サマンサカップの主催を正式に辞退することを表明した。

 この日のツイートで「来年の主催は正式に辞退しました。今年は賞金総額1億円、来年は2億円で申込していました。2023年は女子ツアー最高額の3億円で主催し、結果としてTV&ネット視聴率を最高にするつもりだったので心から残念です」と思いをつづった。

 また、「ここから先は独り言だけど…」と前置きし、「プロスポーツって、子供達がテレビやネットで大活躍する選手に憧れて『自分も〇〇選手になる!』という循環が大切だと思う」「テレビ視聴率が下がり続けてる状況で、インターネットを有料だけにしてたら、子供達はどうやってそのスポーツを見たら良いのかな? 女子プロゴルフ協会は、歴史的に誤った判断をしていると思う」と協会の姿勢に疑問を呈した。

 熊谷氏は14日のツイッターでも、日本女子プロゴルフ協会から来年以降のネット配信はGOLF TVなどの有料放映しか認めないという通達があり、「有料放送だけなら主催者を降ります」などとつづっていた。

 今年7月のGMO&サマンサカップはYouTubeで無料配信し、300万PVを超す反響があったという。「非常に残念なお話」「GMOはインターネット有料放送のために、数億円もの主催者コストを負担出来ません」「ファンあってのプロスポーツ。見る人が減ったらどうなる?」などと嘆きの言葉を発信していた。

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