日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は21日、都内ホテルで年間表彰式「JLPGAアワード2020―21」を開き、47人の受賞者や105人のゲストらが出席した。今季5勝を挙げて賞金ランク3位となった小祝さくら(ニトリ)は「特別賞」と「メディア賞ベストコメント部門」の2冠を獲得した。
「お母さんが選んでくれた」という桜色のドレスに身を包み「優勝した方しか出られない、すごく特別な感じがしました」と振り返った。今季5勝したが「すごく課題だったりが多かった。来年のリベンジに向けて頑張りたい。トレーニングは(シーズンが)終わってすぐに始めています」とうなずいた。
21年8月のCATレディースの優勝会見で語った「初めてCATレディースに出た時に親も会場にいて、『雪かきにいいよね』と話していた。雪が多い日とかは近所のコンビニに行くのにも使えたらいい」がベストコメント賞を受賞した。「まさか自分が選ばれるとは思ってなくて。まさかCATのやつだとは思わなかったですね」と苦笑いで本心を明かした。
22年に向けては「1年間通して。まずは1勝、1勝積み重ねて中盤まで良い位置にいることが目標です。前半戦で1勝や複数回優勝を目指してやっていきたい」と最終的には初の賞金女王取りも視野に入れた。今季全52試合に出場するなど、18年のツアー本格参戦から129連続試合出場が続いているが「来年は休む予定で考えている。調子が悪くなった時に立て直すという意味でやってみようかなと。1年通して波があったりするので、うまく減らせたりするという考えです」と新たな試みも加えて、より安定した成績を残して賞金女王への道を目指す考えも明かした。