日本女子プロゴルフ協会の2020―21年シーズンの年間表彰式が21日、都内で行われ、東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22)=都築電気=が最多の4冠を受賞した。賞金女王、平均ストローク1位、JLPGA輝き賞、特別賞を手にした。
稲見はグレー系のチェック柄のワンピースで「新人賞(19年)をいただいて以来で、式に出たかった。(服は)いつもの雰囲気と違う新鮮な感じ」と笑顔を見せた。壇上では司会の徳光和夫氏(80)から「2億5000万円も稼いで、何に使いますか?」と聞かれ、「老後に貯金します」と即答した。
今年だけで8勝を挙げ、引き続き国内を主戦場とする来季に向け、「それ以上の成績となると難しい。まずは1勝できるように」と決意を新たにした。この日の受賞後も千葉に戻って球を打ち込むと明かし、年末年始も無休で練習とトレーニングに励む。(岩原 正幸)