第9回日本プロゴルフ殿堂顕彰者に松山英樹、稲見萌寧、笹生優花…「特別賞」を受賞


顕彰者発表の会見後、笑顔の松井功理事長(左)と小林浩美副理事長

顕彰者発表の会見後、笑顔の松井功理事長(左)と小林浩美副理事長

 日本プロゴルフ殿堂(松井功理事長)は1日、都内で小林浩美副理事長とともに第9回顕彰者5人と特別賞3人を発表した。

 主に1972年以前に活躍、功績を残した「レジェンド部門」で男子は戦後、関東プロゴルフ協会復興に向けて尽力した山本増二郎(故人)、日本プロゴルフ協会設立に力を注いだ古賀春之輔(故人)、国内15勝&海外3勝などを挙げた安田春雄を選出した。安田は「大変素晴らしい賞を頂いて、心より感謝申し上げます。79歳まで約60年間ゴルフの道一筋で歩いてまいりました。この素晴らしい賞を無下にすることなく、私にできる範囲のゴルフ人生をこれからも皆様のために歩んでいきたいです」などとコメントした。

 1973年のツアー制施行以降に輝かしい戦績を残した、45歳以上の「プレーヤー部門」の男子は賞金王2度でツアー通算32勝の尾崎直道、女子は賞金女王2度でツアー通算20勝の塩谷育代が選ばれた。尾崎は「大変光栄に思っております。座右の銘に『継続は力なり』という言葉があります。ゴルフに向き合いひたすら努力を重ね、どんな困難な道でも乗り越えていく思いで頑張ってきました。アメリカツアー10年間とチャンピオンズツアーの6年間家族を日本に置いて、日米の両ツアーを戦ったことは、自分にとっても大変な日々でしたし、まさに修行でした。でも今振り返ればどれもいい思い出で、我がゴルフ人生を精一杯生きてきたと悔いなく思っております」などとコメントした。塩谷は「ただただゴルフが上手くなりたい、強くなりたい一心でした。その為に必要なことはその時代においてすべてやってきたと思います。この上ない喜びを感じております」などとのコメントを寄せた。

 また、日本ゴルフ界に多大なる功績を残した「特別賞」として3人を選んだ。昨年4月のマスターズで日本男子初のメジャー制覇を成し遂げた松山英樹、同6月の全米女子オープンで日本人初優勝を果たした笹生優花、同8月の東京五輪女子ゴルフで、日本初のメダルとなる銀メダルを獲得した稲見萌寧が選出された。

 3月11日14時からジャパンゴルフフェア(パシフィコ横浜)で、第8回と第9回の顕彰式典を行う予定という。

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