マジェスティの挑戦!「初めてドライバーで10万円割れ」の狙いとは


まさかのお値段に衝撃を隠せません!一体なにが・・・

 どうも、GOLF報知の新米ゴルファーです。昨年末のコンペで痛めた右指もようやく回復、キーボードもカタカタ打てるようになりましたので、再びコラムを執筆しました。前回の「4plusフィッティングサロン」紹介でも触れましたが、この時期はとにかく発表会が多い。キャロウェイとテーラーメードが同日に開催したり、各メーカーともいろいろな狙いを持ってやっているんでしょうが・・・個人的に印象に残ったのはマジェスティゴルフなんですね、ハイ。
 そう、あの金ピカの成金イメージが非常に強いマジェスティゴルフ。50周年を記念して発売した「SUBLIME」の価格をご存じですが、世のオトーサンたち。ダイヤモンドテイルを使用したドライバー=500、000円(税抜)ですよ?「成功者の象徴」ともいえるこの価格に、とにかく金色が目立つクラブ。小生には一生縁がないだろうメーカーなんだろうなあと思っていたのですが・・・新モデル「CONQUEST」のドライバー価格は、な、な、なんと・・・。衝撃の90、000円!これは気にならないわけがないでしょ。いったい今、マジェスティゴルフに何が起きているのか。昼のオンライン発表会を見たのち、夕方の試打会でさっそく聞き込み調査をしてまいりました。

 

「MY FIRST MAJESTY」・・・新たな層の開拓へ

中村さんが温かい笑顔で戦略について語ってくれました

 試打会場には見慣れたマスコミの皆さん。そして毎度おなじみ、アイアンシェルの甲斐さんもいらっしゃいました。「試打の前にぜひ商品説明をお聞きください」と甲斐さん。私の元に来られたのは、マジェスティゴルフのシニアセールスマネージャー・中村智己さん。「今回のCONQUEST、随分と私の持つイメージとは違うんですけど・・・」。率直な感想を述べると、待っていましたと言わんばかりにコンセプトを教えてくれました。
 「マジェスティと言えば、70~80歳代のイメージが強い。『僕にはまだ早いです』とか、それこそ『死ぬ前に最後に買い替えたい』なんて声もあるくらいですからね。当然、マジェスティのブランド価値は下げたくないのですが、一方で次世代のマジェスティオーナーも育てないといけない。そこで『MY FIRST MAJESTY』をコンセプトとしました」。まだ使ったことない40~60歳代が、初めてマジェスティ使えるようにー。そうした戦略の元で、新モデルを発売したわけですな。それにしても90、000円って・・・。随分思い切りましたよね、これ。「ええ、マジェスティの歴史で、ドライバーが10万円を切ったのは初めてです。海外ブランドが強い激戦区の世代に参入していくわけですから。でもスペックは他ブランドにも劣っていませんよ」。この言葉にマジェスティゴルフの『本気度』がものすごく伝わってきます。

 

ブラックが基調のデザイン・・・「試打会でも評価は高い」

試打会に置かれたクラブ。黒ずくめがいいですね

 さて、価格面での本気度は伝わりましたが、その性能も要チェック。業界初の「AM31-2チタン」を使用し、フェイスまわりに細く、長く、深いスリットを成型。かつてない反発設計を取り入れている。「決してハードなものではないので、ヘッドスピードが速くなくても打てる設定です」と中村さん。そしてこのシンプルかつ黒光りしたシックなデザインがカッコいい。お金持ちイメージとは対照的に、30代のゴルファーでもフィットするような雰囲気だ。これ、今からゴルフを始める人でもスッと入っていけそうな色ですねえ。あまりスコアがよくないのに、ド派手なクラブを持つのはちょっと恥ずかしいなあ・・・。小生のようなゴルファーにとっては、かなりいいクラブなのでは。
 ここで登場はマーケティングディレクターの池田省吾さん。「試打会で皆さんの評価は高いですね。僕らとしても納得して、信用して買っていただきたいのです。どんどん試打してください。御社の〇〇さんにも是非・・・」。聞けば池田さん、以前は別クラブメーカーで働いていたそうで、最近マジェスティに来られたばかり。前会社の時、弊社の大先輩によくクラブを買っていただいていたようです。私もご存じの大先輩なので、いつかお伝えしておきますね。

シンプルなデザインでイメージ一新

ドライバーのアップ