イ・ボミ
◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 練習日（１日、沖縄・琉球ＧＣ＝６５９０ヤード、パー７２）
２０１５、１６年の賞金女王のイ・ボミ（延田グループ）が、今季初戦へ向けて、練習ラウンド後に会見に応じた。２日前からスイングを変更し、現在も練習中であることを告白。「最近は頭が落ちる感じで、手で合わせるのが強すぎた。上半身も体も、一直線になって打てるようにやっています。（新しいスイングに）早く慣れないと、難しい。（重視しているのは）コースよりは、自分のスイングで打てるイメージを持つことが今は強いです」と現在のポイントを明かした。
昨季は出場２８戦で賞金ランクが同シード圏外の８２位となり、初めてシードを逃した。最終戦だった昨年１１月の伊藤園レディス後は、今季のツアー出場権を懸けた予選会の不参加を表明し、「心が折れた。今は休みたい」と理由を説明。そのため、今季は推薦での大会出場を考えていたが、入国制限保障制度により開幕戦からまず５試合連続で出場が可能となり「（その制度は）知らなかった。出られることになってすごく、うれしい。まずはその５試合でいい成績を出して、もうちょっと日本のツアーをやりたい。頑張ります」と意気込んだ。
自身の現状については「家族とプライベートでラウンドするときはいいスイングをできるが、試合では環境、セッティングも違うからか、ちょっと難しいこともすごく難しく感じることで体がリラックスできない。試合でもどうしたらいい感じでまわれるかと、今も悩んでいます。まだ、不安なまま、打っている感じ」とメンタル面を大きな課題と捉えている様子だ。それでも、大きな決意を持って初戦に臨む意向。「５試合全部、予選を通りたい気持ちです。決勝までしたい。頑張ります。今は不安が強いし、緊張もして悪い方に考えが回ってしまうが、５試合やれるのはラッキーと思って、頑張ります」と笑顔を見せた。