改めて言うまでもないが、ゴルフでグリップはとても重要だ。手とクラブがつながる唯一の部分。ここがしっくりいかないとスイングも決まらない。握り方はもちろん、パーツとしてのクラブのグリップとグローブにも気を配りたい。
さて、ゼクシオの新グローブである。特徴は“サメ肌”。「ナノフロントの表面にアクリル樹脂をプリント」と言われても良く分からないが、手のひら部分にごく微細な凹凸が付けられていて、これがグリップ力を高めるという。はめてみると、柔らかく吸いつくというよりは、凹凸がカチッと引っかかってクラブがハマる感じ。全く緩まない。さらに甲側には、伸縮性の違う合成繊維が関節に沿って配置され、フィット感も向上している。
グローブの素材には天然皮革と合成皮革があるが、記者は天然皮革派だ。なるべく緩く握るために、素手に近い感覚で、吸いつくような感じが欲しいのだ。が、天皮はなにしろすぐに破れる。薄給のサラリーマンゴルファーに、その出費は痛い。しかも雨だと滑って使えない。その点、この“サメ肌”グローブは、緩まず、破けず、滑らない。天然皮革に比べると多少、硬く感じるが、これは好き好きだろう。
最近、上司がゼクシオのドライバーを使い出した。これが良く飛んでいるのだ。ギアの紹介原稿を書いている身としては、あまり言いたくないのだが、やっぱりゼクシオはすごい。メーカー希望小売価格2000円+税。(憲)