渋野日向子、1番ボギー発進…米ツアー本格“デビュー” アディダスのウェアで登場


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー HSBC女子世界選手権 第1日(3日、シンガポール・セントーサGC=6758ヤード、パー72)

 第1ラウンド(R)が行われ、今季から米ツアーに主戦場を移す渋野日向子(サントリー)が1番(パー4)のティーグラウンドにアディダスの黒系のウェアで登場。日本ツアーで戦ってきた時と同じようにおじぎをして、第1打でドライバーを振り抜くと、フェアウェー左サイドの好位置に運んだ。第2打はグリーン右のラフにこぼし、3打目のアプローチで2メートルにつけた。パーパットはカップの左を抜け、5打目の返しのパットを決めてボギー発進となった。

 渋野は20歳で初出場した2019年にメジャーのAIG全英女子オープンで優勝。この時は米ツアーメンバー登録は見送り、国内ツアーに軸足を置いて戦った。その後、20年の米ツアー予選会は新型コロナ禍で実施されず、昨年の最終予選会を20位で通過し、今季から米ツアーに本格参戦する。22年初戦を前に「やっと開幕することができたので、楽しみな気持ちが多いかな。念願の米ツアー第1戦目。(今季は)出られる試合でしっかり結果を残して、シードを取れるよう頑張りたい」と決意していた。

 ツアー本格参戦1年目の古江彩佳(富士通)は、10番からスタート。5ホールを終えて、2バーディー、1ボギーの1アンダー。シンガポールで今季初戦を迎えたベテラン・上田桃子(ZOZO)も10番で出て、4ホールを終えて1ボギーの1オーバーとしている。

 昨年の全米女子オープン覇者の笹生優花(ICTSI)は世界ランク1位の高真栄(韓国)、メジャー通算2勝のリディア・コ(ニュージーランド)との注目組で、日本時間午前11時28分にティーオフ。ツアー通算5勝の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は、ダニエル・カン(米国)らと同組で、同11時40分にスタート予定。

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