注目ルーキーの佐藤心結「心臓の音が聞こえるくらい」緊張も4アンダー好発進


1番ティーショットを放つ佐藤心結(カメラ・今西 淳)

1番ティーショットを放つ佐藤心結(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 第1日(3日、沖縄・琉球GC=6590ヤード、パー72)

 2022年シーズンの開幕戦が、沖縄で有観客のもと幕を開けた。新人の佐藤心結(みゆ、ニトリ)は6バーディー、2ボギーの4アンダーで好スタートを決めた。ホールアウト時点では首位と1打差の3位につけた。

 1番のスタートホールに立った佐藤は「フワフワしているような、地に足がついていない感じで。アドレスに入ったとたん、心臓の音が聞こえるくらい。手が震えるまではいかなかったけど、若干、汗が(にじんだ)。今までにない感覚の中でショットを打ちました」と緊張の様子を告白。それでも6メートルを沈めるバーディー発進で勢いに乗った。

 プロデビュー戦初日を68で終えて、「もう少し、スコアを伸ばせたかなというのはあるけど、初日にしては上出来だと思います」と安どの表情。2日目以降に向けて「今日は天気が良く、風を気にすることもなくセカンドショットを打てていたけど、明日はそこ(風)も考えながらパーオンできるように。デビュー戦なので、まずは最低限、予選通過を目標にして。そこから自分のプレーをできれば優勝争いもできるかなと思っています」と引き締めた。

 ◆佐藤 心結(さとう・みゆ)2003年7月21日、神奈川・小田原市生まれ。18歳。7歳で祖父の影響でゴルフを始める。茨城・明秀学園日立高3年。昨年の日本女子アマで3位。同10月のスタンレーレディスでプレーオフの末、2位。同11月の最終プロテストに一発合格。コーチは今週キャディーを務める三觜(みつはし)喜一氏。得意クラブはドライバーで、平均飛距離260ヤード超。運動神経抜群で、小5でソフトボール投げ49メートルを記録。スポーツ歴はサッカー、陸上。家族は両親、兄。161センチ。

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