世界アマランク1位の中島啓太がマスターズに向け会見「最後まで自分のできる準備を」


マスターズの招待状を手にする中島啓太(日本ゴルフ協会提供)

マスターズの招待状を手にする中島啓太(日本ゴルフ協会提供)

 男子ゴルフで世界アマチュアランク1位の中島啓太(日体大3年)が14日、日本人アマとして松山英樹、金谷拓実に続き3人目の出場を果たすメジャーのマスターズ(4月7日開幕、米ジョージア州オーガスタナショナルGC)に向けてオンライン会見した。

 現在は自宅のある埼玉を拠点に調整し、「最後まで自分のできる準備をしていきたい。順位的な目標を立てるのは好きではないので、自分ができた準備を100%マスターズで発揮することに集中して頑張りたい」と意気込んだ。27日に出発を予定する。

 昨秋のアジア太平洋アマチュア選手権を制し、出場権を得た中島は「印象に残っているのはアダム・スコット選手の優勝(13年大会)。今までは観戦するものだったマスターズに出場するのは不思議な感覚。自分が実際プレーするというイメージを持ちながら練習している。12番パー3でいいショットを打ちたい」と語った。

 オーガスタの攻略に向けては「ドローボールが有利というイメージを持っているけど、(ジョーンズ)コーチから情報をもらい、ドローボールが必要なのは数ホールだけ。あとはしっかり自分の持ち球(フェードボール)が打てれば戦えるとアドバイスをいただいたので、自分のスイングや持ち球を信じてプレーすることが(良い)パフォーマンスにつながると思う」と冷静に見据えた。

 「大きな舞台になればなるほど『心・技・体』全てが重要になる。メンタル面では雰囲気に飲まれず、自分を見失わないように」と中島。現地ではJGAナショナルチームのスタッフ(コーチ、キャディー、トレーナーら)と行動し、サポートを受けながら戦う。「一人ではないので、周りの方と一緒に戦っていきたい」と“ワンチーム”の精神を強調した。

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