◆米女子プロゴルフツアー JTBCクラシック 第3日(26日、米カリフォルニア州アビアラGC=6609ヤード、パー72)
第3ラウンド(R)が行われ、46位から出た渋野日向子(サントリー)は68と伸ばし、通算5アンダーで9打差の28位に浮上した。3番と12番でのチップインバーディーを含む5バーディー、1ボギーで回り、今年から米ツアー会員となり、米本土での初戦の3Rで最少スコアをマークした。
渋野はリズム良く回り、流れを引き寄せた。2番パー4の第2打でグリーンを捉えられずボギーとしたが、続く3番パー3。第1打がピンに直接当たりグリーン手前のラフにこぼれると、約10ヤードからの第2打がカップに吸い込まれ、チップインバーディーでスコアを戻した。ギャラリーからの「ナイスバーディー」の声に少し照れた様子で応えた。7番、9番でもバーディーを重ねた。12番パー4ではグリーン手前の花道からピンまで約15ヤードの第3打をウェッジで転がしてこの日2つ目のチップイン。13番もショットでつけて連続バーディーを奪い、今大会の3日間で初の60台をマークした。
中継局のWOWOWのホールアウト後のインタビューで「前半は少しショットが荒れていたけど、チップインしたりで、なんとかいいスコアで回れたのはうれしかったです。3番のピン直撃は、あれは池に入らなくて良かったねという感じだったけど、入ってくれてうれしかった。今日はショットが乱れてパーオン数が少なかったけど、一番スコアが良かったので、こういうのもゴルフだなと感じました」と振り返った。27日の最終日へ不規則なポアナ芝のグリーン上を課題に挙げ「ショットの感じは良くなってきました。あとはパッティングでボール1個、ラインが合えばというところ。また切り替えて頑張りたい」と表情を引き締めた。
ツアー1勝のナナ・マドセン(デンマーク)が69で回り、通算14アンダーで首位を守った。