石川遼、今季は異例の“ウェッジ5刀流”…43度投入し150ヤード以内の精度高めバーディー量産狙う


オンラインで会見に応じた石川遼

オンラインで会見に応じた石川遼

 男子プロゴルフツアーの国内開幕戦、東建ホームメイトカップは31日から4日間、三重・東建多度CC名古屋(7062ヤード、パー71)で無観客で開催される。ツアー通算17勝の石川遼(カシオ)が、昨年10月以来、172日ぶりのツアー復帰を果たす。30日にオンライン会見で22年初戦は“新スタイル”で戦うことを明かした。

 石川が異例の“ウェッジ5刀流”で戦う。9アイアンを抜いて43度ウェッジを投入。発想の背景には、課題だった「150ヤード以内」のショットの精度を高めることがある。「ウェッジ類のクラブを持った時の精度で勝負していこうという意思表示です」と石川。契約を結ぶキャロウェイのクラブ担当者に、同社が扱う46度よりロフト角を立てた特注を昨年より依頼し、試行錯誤を重ねてきた。

 男女ツアーで2~3本の選手が多いが、石川は昨季からアイアンセットのピッチングウェッジの代わりに47度を入れ、52度、56度、59度の4本を駆使して課題の距離を打ち分けてきた。今回はそれをさらに詰める形だ。女子では渋野日向子(23)が昨季から「100ヤード以内の再現性を高める」とバッグにウェッジ4本を入れている。

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