◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社特別協力 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日(10日、埼玉・石坂GC=6475ヤード、パー72)
リーダーボードの上位に「桃子」が3人並ぶ“桃子祭り”となった最終日。2打差3位から出た上田桃子(ZOZO)が連日の69で回り、通算9アンダーで逆転優勝。昨年5月のパナソニックオープンで大里桃子とのプレーオフ“での桃子対決”を制して以来のツアー通算17勝目。同6月に結婚後、“ミセス初V”となった。
優勝インタビューでは「とにかくタフな一日でした。難しいコースで1ホール、1ホールを攻略することに必死でした。一日を通していい集中力でやれたと思います。最後は(18番ボギー)ちょっと恥ずかしかったですね(笑い)。今年は有観客開催でお客さんを感じることができて。もっといいショットを打って期待に応えられるように練習を頑張りたいなとも思いました」と充実の表情で語った。
昨年5月の優勝時と同じ赤のウェアで最終組の1つ前からスタート。1番パー5(480ヤード)でいきなり見せた。残り209ヤードから2オンし、5メートルのフックラインを決めるイーグルで首位を捉えた。2番のバーディーで単独トップに。後半の13番パー3では第1打をピン右約2メートルにつけるバーディーでガッツポーズ。17番パー5も約5メートルを決めてバーディー。2位以下との差を4打に広げた。18番パー4は第1打を左バンカーに入れ、第2打は刻む選択をしたが、ボギーとなり、苦笑いで終えた。