渋野日向子“直ドラ”初披露「チョロで危なかった。アハハハ」強風対策の新たな引き出し模索


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー ロッテ選手権 第1日(13日、米ハワイ州ホアカレイCC=6603ヤード、パー72)

 渋野日向子(23)=サントリー=が4バーディー、3ボギーの71で首位と5打差の26位で発進した。古江彩佳(21)=富士通=も71で26位、笹生優花(20)=フリー=は73で63位につけた。野村敏京(29)=フリー=は74で73位、畑岡奈紗(23)=アビームコンサルティング=は75で96位。日本からスポット参戦の山口すず夏(21)=環境ステーション=は78で131位だった。ハナ・グリーン(オーストラリア)が6アンダーで単独首位。

 アンダーパーで滑り出した渋野は、常夏の島で安ど感を漂わせた。強風に見舞われ、「風の中でのゴルフが好きな人は(なかなか)いないと思うし、私も苦手。耐えるゴルフもあまり好きじゃない」と苦笑いした。

 4位に入った2週前のメジャー、シェブロン選手権以来の復帰戦。午前8時過ぎのティーオフで、1番からショットが面白いようにピンに絡み、3連続バーディーを奪った。最大の見せ場は中盤に訪れた。511ヤードの11番(パー5)のフェアウェーからの第2打は向かい風の中、ツアー競技では地面の球をドライバーで打つ“直ドラ”を初披露した。しっかりフェースに当たらず、右斜めに低い弾道で地面を転がって約150ヤード飛び、パーにとどまった。

 それでも、今後を見据えて放ったことのない一打を試す余裕も出てきた。「チョロ(打ち損ない)で危なかった。アハハハ」と笑い飛ばしながら「耐えて、予選通過できるように頑張りたい」と強風への新たな引き出しも模索しながら前進する。

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