◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第2日(15日、兵庫・よみうりCC=7180ヤード、パー71)
10オーバー147位でスタートした、石川遼(カシオ)の弟・航(フリー)は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算14オーバー。ホールアウト時点でまだプレー中の選手がおり、順位は確定していないが、予選通過ラインの上位60人(アマチュア除く)には入れず、プロデビュー戦は悔しい予選落ちとなった。
アマチュア時代からレギュラーツアーには10度の出場経験があり、昨年のこの大会では初の予選突破。ゲンのいい大会で飾ったプロの第一歩だったが、結果にはつながらなかった。
昨年12月6日にプロ転向を宣言しており、今春に日体大を卒業後、プロとしてのツアー初戦。第1日はショットが安定せずにスコアを崩し、この日は修正した面も見せたが、急浮上での逆転通過はならなかった。
石川航は「もっと、いい位置でプレーしたかったので、全然ダメだった」と悔しそうな表情。ただ、苦い経験の中でも「どういう部分をもっと練習すればいいのかが、明確になった」と目を輝かせた。今大会に出場している河本力(フリー)や杉原大河(フリー)ら同級生の名前を挙げつつ、「プロとしての自覚をもって、やっているなと思った。僕自身にそういうのが、まだ足りないと痛感したので、周りの選手に負けないように頑張りたい」と力を込めた。