群馬のニッタタイヤは地元期待の須藤弥勒とスポンサー契約を結んだことを発表（ニッタタイヤ提供）
群馬・太田市に本社を置くタイヤ・ホイール専門商社の「ニッタタイヤ」は２２日、ゴルフ世界ジュニアメジャー４勝を誇り「天才少女」と呼ばれる地元出身の須藤弥勒（ゴルフ５）とキャディーバッグのワッペンスポンサー契約を結んだことを正式発表した。詳細な契約内容は明らかにされていないが、プロのシード選手と同様の年間推定２００万円～３００万円を用意した模様で、３年総額で推定６００万円～９００万円の破格の条件とみられる。
１９１４年の創業で、太田市に根付いた企業のニッタタイヤは、地元出身の弥勒に対する期待は極めて大きい。「当社は須藤選手の『伝説のゴルファーになります』という大きな夢を支援していくとともに、活躍するアスリートを地域社会と一緒に応援していくことで、将来を担う子供たちの夢や郷土愛を育み、より良い社会の発展に繋げていけるような企業活動に取り組んでまいります」とニッタタイヤはコメントした。
ニッタタイヤの熱い思いに対し、弥勒は「地元有数の企業から応援されて本当に光栄です」と深く感謝した。
今年１月からアマ資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になり、１０歳ながら抜群の存在感を持つ弥勒のもとにはスポンサーからオファーが殺到。その中で、ゴルフ専門店の「ゴルフ５」と所属契約、並びにマネジメント契約。菓子・食品製造販売の「ＵＨＡ味覚糖」とスポンサー契約、並びに体づくりための総合サポート契約。「いしど式」のそろばん教室を運営する「イシド」、自動車販売の「１００％新車館」、飲料水製造販売の「サーフビバレッジ」とスポンサー契約。総合建設業を営むディーワイプランの住宅ブランド「ビスコッティハウス」と超異例の「ベルトスポンサー契約」を結んでいる。今回、ニッタタイヤと契約を結んだことで、弥勒のスポンサー企業はトッププロ並みの計７社となった。
◆須藤 弥勒（すとう・みろく）２０１１年８月６日、群馬・太田市生まれ。１０歳。２歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導で成長を続けている。１７、１８年に世界ジュニアゴルフで連覇。現在、ドライバーの飛距離は２２０～２３０ヤード。家族は父、元フィギュアスケート選手の母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。１４５センチ、５２キロ。