渋野日向子 難敵・ポアナ芝に苦しみ117位で今季初の予選落ち 「今日もなかなかパットが決まらず」


◆米女子プロゴルフツアー パロスバーデス選手権 第2日(29日、米カリフォルニア州パロスベルデスGC=6258ヤード、パー71)

 今年から米ツアーに本格参戦している渋野日向子(サントリー)が、今季初の予選落ちを喫した。131位で出て3バーディー、5ボギーの73とスコアを落とし、通算7オーバーの117位で今季7戦目で初めて決勝ラウンドに進めなかった。

 快晴の第2ラウンドは午前7時55分スタートで、上下黒のウェアで臨んだ。高低差の激しいコースでパーオン率50%と苦しみ、この日も計30パットと不規則な転がりをするポアナ芝への適応に手こずった。7番パー5は、2日連続でピンそば2Mに2オンに成功も、イーグルパットはカップ右へ大きく外れてバーディーにとどまった。難易度の高い10番からの3ホール連続でボギー。それでも、16番パー5はピン上5Mをねじ込んでバーディーを奪った。

 ラウンド後、中継局のWOWOWのインタビューに答えた。「今日もなかなかパットが決まらず、という感じではあったんですけど。昨日よりは全然良くはなってきて、後半は微妙な距離も入ってくれてきたので。いい風にとらえてもいいかなという一日でした」と振り返った。

 今季の米女子ツアーは開幕から10戦目を消化した。渋野は7戦に出場して、ショットが好調で3月のホンダLPGAで8位、メジャーのシェブロン選手権で4位、今月のロッテ選手権で2位に入る活躍を見せ、既に積算ポイントによる来季のシード権獲得を確実としている。「途中、すごく良い感じのゴルフができた時もあれば、こうやって1週間、何もできなかった試合もあったり。トップ10にも入ることもできましたし、そういうゴルフができるということに対してはすごく自信を持ちたいですし、まず今は切り替えて頑張らないとな、と思っています」とルーキーシーズン序盤でつかんだ確かな手応えもにじませた。

 今後、帰国して次戦は5月の日本ツアー、ブリヂストンレディス(19日開幕、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C)に出場する予定だ。

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