ママさん選手の横峯さくらは母の日にアンダーパー締め 「言われて『私、ママなんだ』という感じです」


横峯さくら

横峯さくら

◆報知新聞社後援 日本女子プロゴルフツアー ▽メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(8日、茨城GC西C=6680ヤード、パー72)

 ツアー通算23勝の横峯さくら(エプソン)は64位で出て3バーディー、2ボギーの71で回り、通算10オーバーの暫定55位でホールアウトした。

 三ケ島かな(ランテック)との2サムで回った。5番パー5で、3打目を50センチにつけてバーディーを先行させた。6番でボギーも、8番パー3で1・5Mにつけてバーディー。14番も1・5Mに第2打をつけて伸ばした。夫の森川陽太郎さんをキャディーに起用し、夫婦タッグで今季最初のメジャーを戦い抜いた。

 今週は愛息を初めて夫の両親に預けて、ゴルフに集中した。「(3月の)アクサレディスから(ショットの左への)引っかけに悩んでいて」7日の第3ラウンド後、午後6時くらいまで打ち込んだ。最終ラウンドの母の日は「難しいコースでアンダーパーで回れて良かったですね。昨日の練習でひっかけを解決できていいきっかけをつかめたので、来週から楽しみです。息子には早く帰って会いたいです。ハグしてあげたい」と優しくほほ笑んだ。

 日米通算24勝で17年限りで引退した、盟友の宮里藍さんとも7日にクラブハウス内のレストランで久しぶりの再会を果たした。藍さんは昨年12月に第一子となる女児を出産。お互いが母親になって初対面となったが「本当に久しぶりに会えて、うれしかったですね。私の息子と藍さんの娘さんを含めて『会って写真を撮りたいね』と話しました」と明かした。

 今大会には2014年以来の出場で、昨年2月に第一子の男児を出産後、初めて「母の日」を国内メジャーの大会会場内で迎えた。詰めかけた大勢のギャラリーからも声を掛けられ「今までは考えられなかったですね。『母の日ですね』と言われて私、ママなんだ、という感じですね。(自分の母親には)今まで育ててくれてありがとう、という気持ちです」と感謝の言葉を口にした。

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