難コース大洗ゴルフの戦い 石川遼「状況判断が問われる」 グリーン周りでユーティリティー試す


グリーンカラーからユーティリティーを使ったアプローチ練習をする石川遼

グリーンカラーからユーティリティーを使ったアプローチ練習をする石川遼

 男子プロゴルフツアーのアジアパシフィックオープンダイヤモンドカップは12日から4日間、茨城・大洗GC(7163ヤード、パー70)で行われる。前戦の中日クラウンズ(4月28~5月1日)で今季自己最高の7位となり、復調気配の石川遼(カシオ)は11日、会場で練習ラウンドを行った。難コースで名門と名高い大洗GCの攻略に向けて「状況判断が問われる」と表情を引き締めて話した。

 今大会は日本全国の名コースで開催される。今年は9年ぶりに茨城の名門、大洗GCが舞台。石川にとっては2009年の三菱ダイヤモンドカップ以来、13年ぶりの大洗となる。第1日は70で15位とまずまずのスタートを切ったが、第2日には80をたたいた。「(当時)一番、難しいと思うくらいのコースでした。普通の林間コースではない。木の数がすごく多い。今年のツアーを通しても一番難しいコースかもしれません。コースマネジメント、状況判断が問われる」と石川は話す。

 この日の練習ラウンドの9番ホールではグリーン奥から24度のユーティリティーで転がしのアプローチを試した。「ユーティリティーが一番、寄せやすいのでは、と思う時がある。いきなり、試合で使うわけにはいかないので、練習しました。ベストの選択をしていきたい」と、その意図を説明した。

 「プロにとって、やりがいのあるコースです」。石川は大洗の戦いに意欲をみなぎらせた。

最新のカテゴリー記事