◆日本男子プロゴルフツアー ▽ゴルフパートナー・プロアマ(19日~22日) プロアマ日(18日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、西C=6544ヤード、ともにパー70)
賞金ランク1位の桂川有人(国際スポーツ振興協会)が18日、プロアマ戦で調整した。今大会は日本ツアーで唯一、プロアマ形式で4日間を通じてプロ2人、アマ2人の4人1組で回る。この日もアマチュアと会話を弾ませながらプレーし「試合の時も楽しくやることなので、あまり(普段と)変わらない。一緒に回る方が違うだけで、やるべきことは同じなので」と自然体で見据えた。
前週のダイヤモンドカップ アジアパシフィックオープンでは、最終日に単独首位でハーフターンしたが、15番パー5でまさかの4パットのダブルボギー。17番もボギーとし、勝負の9ホールでスコアを下げて1打及ばず、2位だった。ラウンド後は涙をこらえながらファンサービスした。「悔しいなという感じで、涙が出るほどではなかったんですけど…」。だが、ファンから「惜しかったね」、「これからも応援しているよ」などと激励の言葉をかけられ、「こんなにたくさんの人に応援してもらっているんだと思って…」と感激した。普段から涙もろいという男の目頭が熱くなり、雪辱の思いを胸にしまった。
プロ3年目の今季は、ここまで4月のISPSハンダ欧州・日本トーナメントでツアー初優勝、2位が2度と5戦を終えて計4260万8000円を稼ぎ、賞金ランク1位に立っている。7月の海外メジャー、全英オープンの出場権も手にしており、人気も急上昇中の23歳。「先週も優勝って難しいなと思ったので、本当に自分のゴルフをすることかな。それに結果がついてきたらいいなと思います」とツアー2勝目へ気持ちを高めた。