ヒッコリーゴルフって？
みなさんゴルフしてますか？ゴルフ大好きフリーキャスターの山本潤です。
ここ数年、若い世代をはじめ、ゴルフ人気が急上昇しているのはよく耳にするようになりました。しかも女性の人気やファッション目線でもゴルフが注目を集めているのです。
松山英樹選手のマスターズ優勝や、「シブコ」こと渋野日向子選手の人気がきっかっけになっていることも大いにあると思います。そんな中、ゴルフって楽しくワイワイ笑顔でプレーするのが基本だったなあと感じさせられるイベントがありました！
先日、千葉県にある太平洋クラブ八千代コースで「第１回太平洋クラブ ヒッコリーマスターズチャンピオンシップ」が開催されました。「ヒッコリーゴルフ」と聞いて何の事？と思う方がほとんどかもしれません。ヒッコリーゴルフとは、ゴルフ発祥の地イギリスで１００年以上前に始まった時に使われていたヒッコリー（クルミ科）という木で作られたシャフトのクラブを使ってプレーをするゴルフのことなのです！最近ではシャフトの素材はスチールやカーボンが当たり前、では今、何故ヒッコリーなのかというと、そこにゴルフの原点があるからなのです。
普段とは違うファッションを楽しめます
クラシカルなケースとヒッコリークラブ（一番右が私のです）
スコッチを飲みながらのラウンド
ゴルフの発祥の地はイギリスであると話をしましたが、イギリスといえばスコッチウイスキー！この日、会場では朝からスコットランド民謡が流れ、当時の雰囲気を楽しみ、アイスティーにショットでスコッチを足して飲む「ウイスティー」がふるまわれました（笑）大会といっても、イベントの要素が強く、装いはニッカボッカーズを着てちょっとしたコスプレのようなスタイルもまた楽しめるのです。ニッカボッカーズ以外にも、女性はロングスカートにベレー帽をかぶるなどその姿は様々。ネクタイにボタンダウンのシャツスタイルなど、クラシカルスタイルがお洒落なので、自分なりのコーディネートで差をつけられるのもポイントです。また、現代のゴルフはボールやクラブの性能もあがり、飛距離が伸び、アスリートよりのパワーゴルフであるとも言われています。スコアを競うのもゲームの一つではありますが、まずはゴルフを楽しもうというのがこのヒッコリーの魅力なので、大会にはヒッコリーポイント制という独自のルールがありました。ダブルボギーが１点、ボギーが２点、パーが３点、バーディー以上が４点と加点方式なのも面白いですよ！トリプルボギー以上は何打打っても０点なので、途中トラブルが起きても？！気にせずホールアウト出来てしまうのがヒッコリーゴルフというわけです！
アイスティーにウイスキーを混ぜた「ウイスティー」
ほろ酔いの顔が写らないように後ろからパシャリ
第一回ジャパンヒッコリーマスターズの優勝は？
私も、実は２年前に友人からの誘いでヒッコリーゴルフを始めたのですがこの日も朝からウイスティーを飲みながらほろ酔いでスタート！
やや赤くなった頬とクラブケースの赤色がリンクしていたりするのはご愛敬(笑)
ちなみにケースは自前ですが、クラブはいつもレンタルをしています。
ヒッコリーって本当にシャフトはあまりしならないし、アイアンのヘッドはカミソリのようにバウンスが５ミリくらいしかないので芝を滑ってくれないのです。なので、普段のモダンクラブより丁寧に当てようという（そうじゃないと当たらないのです）意識が生まれます。でも、その考え方というのがいつものゴルフにもフィードバック出来るのです！私はヒッコリーを始めてから、ゴルフ脳がレベルアップしたような気がします！これは意外かもしれませんが、まさに温故知新。ゴルフ好きは是非ともチャレンジしてもらいたいです。
さて大会の結果はというと、私はチャンピオンシップ部門での参加になりましたが女性の部門で見事優勝することが出来ました！（ちなみにヒッコリーオープン、ヒッコリーチャンピオンシップと合わせて女性部門では３冠目となりました）参加人数がまだ少なめなので優勝を狙いたい方はぜひ早めのチャレンジをお勧めしますよ（＾＾）
ヒッコリーゴルフで検索して、まずはその雰囲気を見てみてください！
ゴルフの原点ここにあり、みなさんのゴルフライフをきっと豊かにしてくれるはずです。
女子の部で優勝しましたよ！
◆山本 潤（やまもと・じゅん） 千葉県出身。フリーアナウンサー。スピードゴルフ２０１６・１７年日本女子チャンピオン、日本ヒッコリーオープン２０２０・２１年女子チャンピオン。ベストスコアは７３。高校野球好きで大のジャイアンツファン。