◆米女子プロゴルフツアー バンクオブホープ・マッチプレー 第3日(27日、ネバダ州シャドークリーク=6777ヤード、パー72)
米女子ツアー唯一のマッチプレー大会は1次リーグの最終戦が行われ、日本勢唯一の出場で10組で世界ランク27位の古江彩佳(富士通)は22歳の誕生日に、持ち味のショートゲームを武器にカルロタ・シガンダ(スペイン)に2&1で勝利した。通算2勝1引き分けとして1次リーグ10組1位で、16人による決勝トーナメント進出を果たした。
古江は、3番パー4で5Mを沈めてバーディーを奪って1UPとした。その後は飛距離の出る相手に、4番と7番のパー5でバーディーを奪われるなど9番終わりでオールスクエアとなった。それでも後半は10番をボギーで奪うと13番、15番は手堅くパーをセーブして3UP。16番パー5で相手がバーディーとして取り返されたが、1ホールを残して2勝目を手にした。
古江は勝利後、中継局WOWOWのインタビューに応じ「最後まで気の抜けない戦いだった。今日は流れ的にパットが良かったと思う。(決勝トーナメントに)残るとは思っていなかったが、うまく自分のプレーができた」と笑顔で振り返った。第4日(28日)は、決勝トーナメント1回戦で世界ランク145位のポーラ・レト(南アフリカ)と対戦する。「明日も変わらず、自分のプレーを信じて、うまく攻めるプレー、守るプレーができたらいい」とうなずいた。
64選手が16組に分かれ、1次リーグは総当たりで争う。各組1位の16人が決勝トーナメントに進んだ。