渋野日向子、3度目の全米女子オープンへ「イソギンチャクに入れない」と茂みエリアを警戒


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン 練習日(1日、米ノースカロライナ州パインニードルズGC=6638ヤード、パー71)

 20年大会4位で3度目出場の渋野日向子(サントリー)が8ホールの練習ラウンドで最終調整後、大会への意気込みを語った。

 これまで2・5ラウンドでコースを確認し、印象について「グリーンがかなり難しい。砲台なので、傾斜がある方に外してしまうと下まで落ちてしまう。まずはグリーンの真ん中に乗せる、安全なショットが打てたら。フェアウェーキープもかなり重要になる。総合力が必要」と分析した。「まずは予選通過できるように頑張りたい」と力を込めた。

 渋野が警戒したのがワイヤーグラスと呼ばれる茂みエリアだ。「あのよく分からん土の上にイソギンチャクが生えたみたいなラフ、何あれ。イソギンチャクがいっぱい生えている。イソギンチャクに入れない、バンカーに入れない」とハイテンションで語った。

 また、砲台グリーンのアプローチも入念に練習し、「なるべく“奈落の底”に落ちないように気をつけたい」と難設定に気を引き締めた。

 メジャー大会で気持ちの高ぶりを問われ「全然ないです(笑い)。いや~でも、やっぱり予選は通過したいなっていう強い気持ちはあります」。5大メジャーの中でも最高峰の大会に位置づけられ「世界で1番デカい試合というか。世界中の女子が集まる試合ですから。賞金も高いし。去年のほぼ倍でしょ。(高額賞金で)UFOキャッチャーに行きたい。UFOキャッチャー代を稼ぎたい。何とろうかな~、お菓子っすね」と笑った。

 ◆渋野の一問一答は以下の通り。

 ―米ツアー本格参戦1年目、今季これまでを振り返って。

 「トップ10に3回入ることができ、最初の方は気持ち的にも良かった。その後なかなか結果が出せず、気持ちも落ちている感じではあるけど、また切り替えて、大事なメジャーなので頑張りたい」

 ―一時帰国した日本でリフレッシュできた部分。

 「まあ(岡山の)家にけっこういられたので。犬にも会えて良かった」

 ―2週前のブリヂストンレディス(予選落ち)から取り組んできたこと。

 「ショットはけっこう荒れていたので、まずスイングを見直しながらやっている感じ。あとパッティングも少し、ストロークのイメージを変えつつやっている」

 ―このコースは取り組んでいるマネジメント力が試される。

 「今回はすごくマネジメントのしがいがある。グリーンを狙うショットは特にそうだなって思う。攻めるところは攻めるけど、攻めるホールはあまり少ないかな。けっこう、差は出るコースだと思う。初心に戻り、まずはグリーンに乗せることができたらいいんかな」

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