渋野日向子「そこら辺、全部イソギンチャク」独特ラフを警戒…全米女子オープン開幕


渋野日向子

渋野日向子

 【サザンパインズ(米ノースカロライナ州)1日=岩原正幸】米女子ゴルフのメジャー、全米女子オープンはノースカロライナ州パインニードルズGCで2日開幕。20年大会4位で3度目出場の渋野日向子(23)=サントリー=は8ホールを回り最終調整した。コース内に点在する独特なラフに「イソギンチャクに入れないように」と、独自に命名して警戒を強め、「まずは予選通過」と第一関門突破を見据えた。

 炎天下のコースで最終確認を終えた渋野は「グリーンがかなり難しい。砲台なので、傾斜がある方に外すと下まで落ちる。なるべく“奈落の底”に落ちないように」と、メジャーの難設定を前に表情を引き締めた。「フェアウェーキープもかなり重要になる。総合力が必要。まずは予選通過したい」と誓った。

 最も警戒したのが硬く細長い、ワイヤグラスと呼ばれる、フェアウェー横やバンカー周辺など至るところに見られる独特な茂みのエリアだ。

 「あのよく分からん、土の上にイソギンチャクが生えたみたいなラフ、何あれ!? 針金みたい? イソギンチャクにしか見えん。そこら辺、全部イソギンチャクですよ!」

 入れてしまえば、ボギー、ダボもあるワナに警戒を強め、ハイテンションでまくし立てた。「アンプレアブルすべき場所と、打てる場所がある。無理して打って、空振りするとサヨナラ~なんで」と、冷静に対処するつもりだ。

 優勝争いした4月のシェブロン選手権(4位)以来、今季2戦目のメジャー。気持ちの高ぶりを問われ「全然ない(笑い)」と即答も、「世界で一番デカい試合」とうなずいた。優勝賞金180万ドル(約2億3000万円)は最高額で「(賞金ゲットで)UFOキャッチャーに行きたい。何とろうかな、お菓子っすね!」と“シブコ節”も健在だ。

 20年末の今大会は第3日まで単独首位で、4位。昨年は予選落ちしており、成長を示す場にもなる。大会前は2・5ラウンドで予行演習し、「すごくマネジメントのしがいがある。グリーンを狙うショットは特にそう。差は出るコース。初心に戻り、まずはグリーンに乗せること」と、堅実なプレーで上位を見据えた。

 ◆渋野に聞く

 ―今季これまでを振り返り。

 「トップ10に3回と、最初は気持ち的にも良かった。その後なかなか結果を出せず、気持ちも落ちている感じはあるが、切り替えて、大事なメジャーなので頑張りたい」

 ―一時帰国した日本でリフレッシュ。

 「(岡山の)家に結構いられた。犬にも会えて良かった。たまにほえられる(笑い)」

 ―2週前の国内ツアー、ブリヂストンレディス(予選落ち)後に取り組んだこと。

 「ショットが結構荒れていたので、スイングを見直しながらやっている感じ。あとパッティングも少し、ストロークのイメージを変えている」

 ―米国生活について。

 「洗濯しかしていない。(スイッチの)押し加減が上手になった。ゴルフウェアの時はデリケートで、時間がない時は、はえ~やつ。見極めてやっています」

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