日本ゴルフ協会(JGA)は5日、新体制についてのオンライン会見を開いた。竹田恆正前会長の後任として新会長に就任した池谷正成氏が冒頭であいさつ。昨年の東京五輪で日本初の銀メダルを獲得した稲見萌寧らの活躍に触れ、「日本は2024年パリ大会でもメダル獲得を目指して、プロ団体を含めた国内ゴルフ関連団体と協力して選手の強化に努めていきたい」と意欲的に話した。
また、コロナ禍で若者を中心にソーシャルディスタンスを保ちながらプレーできるゴルフの注目度が高まった。「ゴルフに興味を持っていただいた方が増えたことはゴルフ界にとって喜ばしいこと。一方でマナーやエチケットの乱れもゴルファーから指摘されている」と問題点も提起し、ゴルフの普及、振興とともにマナーやエチケットも啓もうしていく考えも示した。
今回の新体制発足にあたり、スポーツ庁が定める「スポーツ団体ガバナンスコード」にのっとって役員を選任した。役員を選ぶ評議員は、3月まで11人全員が男性だったが、改選で岩崎恭子氏ら15人中女性4人が登用。役員は女性の割合を30%、外部理事の割合を25%以上、役員就任時の年を80歳以下、役員の任期は5期10年を最長とするなど改新を示した。