佐藤浩市、報知シニアアマゴルフに初出場 苦戦に「皆さん、上手です。私はまだまだですよ」


報知シニアアマに出場、1番をスタートする佐藤浩市(カメラ・越川 亘)

報知シニアアマに出場、1番をスタートする佐藤浩市(カメラ・越川 亘)

◆ゴルフ 第11回報知シニアアマゴルフ選手権(12日、神奈川・箱根CC)

 全国のシニアクラブチャンピオンらが腕を競う大舞台に俳優の佐藤浩市(61)=麻倉GC=が初出場し、2バーディー、8ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの83で110位スタートとなった。やや出遅れたものの迫力あるプレーとたたずまいで存在感を発揮した。小原永司(57)=つくばねCC=と小松崎博(56)=JGM笠間GC=が67で首位。13日に最終ラウンドが行われる。

 刀ではなくクラブを振り切る佐藤浩市は迫力たっぷりだった。14番まで13オーバーと苦戦したが、諦めずにプレーを続け、15番と17番でバーディー奪取。終盤に2つスコアを取り戻した。

 「14番までボロボロでした。最後に少しまとまりましたね」。大物俳優は丁寧な口調で一日を振り返った。

 千葉・佐倉市の名コース、麻倉GCでシニアクラブ選手権を制して今大会の出場権を獲得。全国の55歳以上のトップアマと腕を競った。「皆さん、上手です。私はまだまだですよ」と110位スタートの結果を謙虚に正面から受け止めた。

 182センチの引き締まった体を持ち、ドライバーの飛距離は250ヤード。「ストレッチはほぼ毎日、アウター(筋力)トレーニングは週に2、3回続けています。結局、俳優業もゴルフも体が大事なんです」とサラリと話した。「明日は76くらいで回りたいですね」。“真剣勝負”は続く。(竹内 達朗)

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