松山英樹、開幕前日は後輩と練習Rで最終調整 “トミーズバンカー”も入念チェック


18番の名物「スウィルカン橋」で記念撮影する(前列左から)比嘉、桂川(後列左から)松山、金谷

18番の名物「スウィルカン橋」で記念撮影する(前列左から)比嘉、桂川(後列左から)松山、金谷

◆米男子プロゴルフツアー今季メジャー最終戦 ▽全英オープン(14日~17日)13日、練習日(英セントアンドリュース・オールドコース=7313ヤード、パー72)

 第150回の節目を迎える全英オープンを前に、男女を通じて日本人初のメジャー2勝目を狙う松山英樹(LEXUS)は、インから9ホールの練習ラウンドで最終調整した。

 世界屈指の難関ホール・17番パー4(495ヤード)では、グリーン左サイドにある、1978年に中嶋常幸が脱出に4打を要した通称“トミーズバンカー”からのショットも確認。身長181センチの松山が見えなくなるほどの深いポットバンカーだが、1球でグリーンに乗せた。万が一、グリーン奥にこぼした場合を想定し、コンクリート道路からもアプローチした。その後、グリーンを背に構えると、壁に一度当ててグリーンに転がす珍しい打ち方も披露した。

 この日午前は強風の中、東北福祉大の後輩・比嘉一貴(フリー)、金谷拓実(Yogibo)、メジャー初出場の桂川有人(国際スポーツ振興協会)と4人で練習ラウンドを行った。16番ではポットバンカーに入った桂川の近くに寄って打ち方をマネしてみたり。18番の「スウィルカン橋」で記念撮影にも応じ、笑顔も見せながら調整した。

 2020年大会は新型コロナウイルスの影響で開催中止となり、昨年は大会前に新型コロナの陽性判定を受けて欠場。昨年にマスターズ王者となって初めて全英オープンに臨む。14日の初日は午前10時20分(日本時間午後6時20分)にティーオフ予定。第150回を聖地で迎える、世界最古のメジャーで日本人初の栄冠を目指す。

最新のカテゴリー記事