◆米男子プロゴルフツアー今季メジャー最終戦 全英オープン 最終日(17日、英セントアンドリュース・オールドコース=7313ヤード、パー72)
80位で出た松山英樹(LEXUS)は7バーディー、2ボギーの67で回り、通算2アンダーで聖地セントアンドリュースでの第150回記念大会を終えた。
1番は第2打をグリーン手前のクリークに入れたが、18ヤードの第4打をカップに放り込みスーパーパーセーブ。歓声に笑顔でバンザイをして応えた。「自分の調子も練習場ではすごく良かったので、どうなるかなと思った。1番はティーショット、セカンドと良かったけど、池に入ってしまって。アプローチもよく入ってくれたので。いいものを3回打ってパーで上がれたので気分良くはスタートできた」。
3番では100ヤードの第2打をピン左上からバックスピンで30センチに戻し、この日最初のバーディーを決めた。「ショットもいろいろ試しながらやっているが、まだはまらない感じ。どう振ったらいいのかわかない状況のなかで、なんとなく真っすぐ行った。最後の方はまた怪しくなってきたけど、途中まではいい感じで打てていた」。5番パー5は2オン2パット、6番は第2打を1メートル半につけて連続バーディーとし、イーブンパーで折り返した。
後半に入ると10番で2メートル、12番で1メートルにつけ、2アンダーまでスコアを伸ばした。13番は3パットで、この日初めてのボギー。14番パー5は10メートル超のイーグルパットがカップに蹴られてバーディーだった。名物ホールの17番はティーショットを右に曲げ、1・2メートルのパーパットを外してボギー。18番はドライバーでグリーン手前まで運び、バーディーで締めた。
第3R終了後には「リンクスコースでなかなかうまくプレーできていない。明日いいプレーをして、来年以降の全英に向けていい材料になるように頑張りたい」と話していた。午前7時台のスタートだったこの日、今大会初の60台をマークした。「風がなかったのでなんとも言えないですけど。そのなかでもいいプレーをできた。3パットが3回ありながら、短いパットも2、3回外しながらこのスコアというのは良かった」と振り返った。
メジャー最終戦を終え、シーズンは終盤戦へ向かう。プレーオフシリーズは9年連続最終戦進出の偉業がかかる。「まず来週しっかりがんばって、なるべく上位で最終戦まで行けるように頑張りたい」と話した。