地元北海道出身プロが活躍 菊地絵理香が大会コース記録の63で首位 小祝さくら3位


18番、笑顔を見せる菊地絵理香

18番、笑顔を見せる菊地絵理香

◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 第2日(22日、北海道・滝のCC=6560ヤード、パー72)

 1打差の3位からスタートした地元・北海道出身の菊地絵理香(フリー)が1イーグル、7バーディー、ボギーなしの大会コース記録の63で回り、通算14アンダーで首位に浮上した。

 従来の記録は昨年大会で渡辺彩香(大東建託)がマークした64。菊地は1打更新すると同時にツアーで自己ベスト63に並んだ。10番からスタートし、最後の9番パー4で3メートルのパーパットを沈めた34歳は「コース記録は知りませんでしたが、自分のベストスコアは分かっていたので、それを意識しながらも最後に良いパットができたので、明日に向けて良かった」と冷静に話した。昨年のアース・モンダミンカップ以来の通算5勝目、今季初勝利に向けて「優勝できるか、は分からないけど、優勝争いとか優勝に近づくことは年齢に関係なくできるのかな、と思っています」と、やはり落ち着いた表情で話した。

 同じく北海道出身の小祝さくら(ニトリ)は6バーディー、ボギーなしの66で、通算10アンダーと伸ばして、9位から首位と4打差の3位に浮上した。同週開催の海外メジャー、エビアン選手権第1日に首位発進を決めた古江彩佳(富士通)について「すごいと思います。(2週前の)ニッポンハムレディスで一緒に回ってパットや小技がうまいので参考になった部分はあります」と、いつも通りの柔らかな表情で2歳下の選手をたたえるように話した。

 2戦連続の北海道開催。地元出身の菊地、小祝が活躍し、トーナメントは盛り上がりを見せている。

 首位から出た三ケ島かな(ランテック)も5バーディー、ボギーなしの67と好プレーを見せ、通算11アンダーで首位と3打差の2位と健闘。昨季賞金女王の稲見萌寧(Rakuten)は5打差4位とまずまずの位置につけている。

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