古江選手は帰国時の修正効果でインパクトからフォローにかけてスムーズに…諸見里しのぶさん


古江彩佳

古江彩佳

◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第4戦 エビアン選手権 第1日(21日、フランス・エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71)

 昨年大会4位の古江彩佳(富士通)が9バーディー、1ボギーの63をマークし、8アンダーで単独首位スタートを切った。1打差の7アンダー2位に、64で回ったブルック・ヘンダーソン(カナダ)、ネリー・コルダ(米国)がつけた。渋野日向子(サントリー)は1バーディー、4ボギーの74で、3オーバーの111位と出遅れた。

 日本ツアー通算9勝の諸見里しのぶさんが古江のプレーを中心に初日の戦いを解説した。

 古江選手は素晴らしいゴルフで見事なスタートを切りました。帰国した時にハンドファースト気味になりすぎて構えていたのを修正したようですが、その効果もあり、インパクトからフォローにかけてクラブの抜け方がスムーズになりました。6月のメジャーでは、インパクト時にクラブが少し厚めに入ったり、フィニッシュでバランスを崩す場面が見られましたが、今大会では傾斜地からでもとても安定していました。

 上体がとてもリラックスしていて、クラブの重さを自然に使って打つことができています。パッティングもしっかり打てていて、グリーン上で隙を見せなかったラウンドでした。最終日までワクワクさせてくれるのでは、と期待が膨らみます。渋野選手はティーショットと、つま先下がりの傾斜地からのショットに苦戦していた印象です。その中でもチャンスについていただけに決めることができず、かみ合わない初日になりました。(女子プロゴルファー)

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