古江彩佳 我慢の予選突破 ショットもパットも「ちょっといまいち」


古江彩佳

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◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第4戦 エビアン選手権 第2日(22日、フランス・エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71)

 昨年大会4位の古江彩佳(22)=富士通=が第2ラウンド(R)を2バーディー、3ボギーの72で回り、通算7アンダーでホールアウトした。前日21日の第1Rは9バーディー、1ボギーで日米通じて自己最少の63で、8アンダーで自身米ツアー初の首位発進。ツアー初V&日本勢4人目のメジャー制覇へ好スタートを切った。3オーバーから出た渋野日向子(23)=サントリー=は77の9オーバーで第2Rを終えた。

 初日トップだった古江は一転して我慢の第2Rとなった。スコアを1つ落とし7アンダー。「ショットもいまいち、パットもいまいちで流れがつめなかった。本当に我慢我慢のゴルフ。バーディーを取っても、すぐボギーがきて、ちょっとしんどかった」と、もどかしそうだった。4番で第2打をバンカーに入れ、ボギー先行。11番バーディー、12番ボギー後の14番は第1打をピンに絡めてスコアを戻したが、15番でボギーとなった。

 第1Rでは9バーディーを重ね、ツアー自己最少を1打更新する63で「決めたいところでパットが決まった」。前半の13番でボギー後、14番からの3連続バーディーなど4バーディーを奪い、後半も5バーディーを奪った。

 6月の全米女子プロ(予選落ち)後に一時帰国。フェアウェーが硬い米国の芝に対応しようと崩れていたスイングを、コーチの父・芳浩さんと修正した。昨年大会で4位に入った相性のいいコース。「縁起がいいと思いたい」。自身ツアー初優勝、日本勢では樋口久子、渋野、笹生に続くメジャー制覇へ好位置で決勝Rへ。「集中して、しっかりプレーできたら」と、いつも通りに強調した。

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