古江彩佳が米ツアー初優勝! 最終日に自己ベストスコア「62」の猛チャージで日本女子13人目の栄冠


古江彩佳

古江彩佳

◆米女子プロゴルフツアー スコットランド・オープン 最終日(31日、英ダンドナルド・リンクス=6494ヤード、パー72)

 最終ラウンドが行われ、古江彩佳(富士通)が日米両ツアーで自己最少スコアの62をたたき出し、通算21アンダーでツアー初優勝を飾った。4打差9位から出た最終日に10バーディー、ボギーなしの62と猛チャージ。日本女子では昨年の全米女子オープンを制した笹生優花以来、史上13人目のツアー優勝者となった。

 最終組の4つ前でスタートした最終日に好ショット、パットを連発した。難関の1番は得意のユーティリティーでピン左手前約3メートルにつけるバーディーでリズムを作ると、6番からはアイアンショットがさえ渡った。6番で約3メートル、7番~9番はしっかりピンを攻めて1~2メートルにつけ、11番はピン手前約50センチにつける好ショットで圧巻の6連続バーディーだ。今大会で初めて首位を捉えたが、その表情は変えることなく、目の前に集中していた。

 15番では約8メートルのフックラインを読み切りバーディー。ついに単独首位に躍り出ると、17番で約6メートルのバーディーパットを決めきった。パー5の18番も3打目でピン左奥約2メートルにしっかりつけて、後続に3打差の首位でホールアウトした。

 日本でアマチュア時代を含めて通算7勝を挙げる22歳。昨年末のQスクール(最終予選会)を通過した。今季は米女子ツアーに本格参戦しており、ツアー会員としてデビューから10戦連続で予選通過する持ち前の安定感を見せ、5月のバンクオブホープ・マッチプレーで2位に入っていた。ルーキーイヤーでツアー初の頂点をつかんだ。

 優勝決定後、中継したWOWOWのインタビューに応じた。「本当にすごく集中できて。まさかルーキーイヤーで優勝できるとは思わなかったのですごくうれしいです。いつミスするんだろうと思いながらプレーしていたけど、そこはうまく切り替えて、ショット、パットができたかなと思います」

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