渋野日向子
◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦 ＡＩＧ全英女子オープン 第１日（４日、英国・ミュアフィールド・リンクス＝６６５９ヤード、パー７１）
第１ラウンドが行われ、２０１９年大会覇者の渋野日向子（サントリー）が８バーディー、２ボギーの６５をマークし、６アンダーで単独首位発進で滑り出した。期待が懸かる男女を通じて日本人初となるメジャー２勝目に向けて、絶好のスタートを切った。
ジェシカ・コルダ（米国）が６６をマークし、５アンダーで１打差２位。地元・スコットランド勢のルイス・ダンカン、ギャビー・ロペス（メキシコ）の２人が、６７の４アンダーで２打差の３位につけた。
日本勢は過去最多１２人が出場。海外メジャー初出場の山下美夢有（加賀電子）は４バーディー、２ボギーの６９と伸ばし、２アンダーで４打差の１０位と好発進を切った。
メジャー初制覇を目標に掲げる畑岡奈紗（アビームコンサルティング）は７１で回り、イーブンパーで２６位。７月のエビアン選手権でメジャー自己最高３位に入った西郷真央（島津製作所）は７２で回り、堀琴音（ダイセル）、高橋彩華（東芝）らと並び１オーバー４４位につけた。
アマチュアの橋本美月（東北福祉大２年）は７３で回り、２オーバー５６位と健闘した。前週の日本ツアー、楽天スーパーレディースで「４日間、ノーボギー」優勝を飾った勝みなみ（明治安田生命）は後半の１０番で最初のボギーがくると、後半に６つスコアを落とし、３オーバー７４位だった。
前週のスコットランド・オープンで米女子ツアー初優勝を飾った古江彩佳（富士通）は上位進出を期待されたが、７５の４オーバー８６位と出遅れた。昨年の全米女子オープン覇者・笹生優花（フリー）も４オーバー。４日に２２歳の誕生日を迎えた西村優菜（スターツ）は７７の６オーバー１１８位と苦しい初日になった。３６歳で海外メジャー初出場の藤田さいきは８０と伸ばせず、９オーバー１４０位とやや出遅れた。