仙台育英高出身の岩田寛が単独首位で最終日へ「母校と一緒に優勝します」…金谷は1差2位、石川遼は7位


17番、ティーショットを打つ岩田寛(カメラ・今成 良輔)

17番、ティーショットを打つ岩田寛(カメラ・今成 良輔)

◆男子プロゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミーカップ 第3日(20日、北海道・ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72)

 強い雨の中、第3ラウンドが行われ、2015年大会王者の岩田寛が、1打差の2位で出て、6バーディー、ボギーなしの66をマーク。通算14アンダーで単独トップに立ち、昨年5月の中日クラウンズ以来となるツアー通算4勝目に王手をかけた。「(調子が)良くないなりにパーオンしている。パターが入っている」とうなずいた。最終日に向けて、宮城・仙台出身の41歳は、全国高校野球選手権大会で同日に決勝進出を決めた仙台育英高を挙げ、「母校と一緒に優勝します!」と言葉に力を込めた。

 首位でスタートした金谷拓実が4バーディー、ボギーなしの68で回り、13アンダーで1打差の2位につけた。最終日は東北福祉大の先輩・岩田との対決に挑み、昨年4月の東建ホームメイトカップ以来、逆転でツアー通算4勝目を狙う。

 ともに68をマークしたツアー1勝の大槻智春と初優勝を目指す大西魁斗が、10アンダーで4打差の3位に並んだ。17番でイーグルを奪った亀代順哉と通算5勝の星野陸也が、8アンダーで6打差の5位に浮上した。

 12位で出た大会2勝の石川遼は、16番でダブルボギーの後、17番でイーグルを奪う“ダブルバウンスバック”もあって、70で回り、7アンダー。清水大成、岩崎亜久竜(あぐり)、張棟圭(韓国)と並び、7位につけた。

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