◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 第1日(1日、山梨・富士桜CC=7541ヤード、パー71)
堀川未来夢(Wave Energy)は6バーディー、ボギーなしの65をマーク。6アンダーで、首位と1打差の暫定2位につけている。
ツアー1位の平均飛距離323・75ヤードを誇る河本力、フェアウェーキープ率78・106%でツアー1位の稲森佑貴と同組でのラウンド。10番からティーオフすると、河本とともに前半から伸ばし合いを演じた。
12番でバーディーを先行すると、308ヤードの14番パー4はドライバーでグリーン手前まで運んで、2オン1パットで伸ばした。15番パー5は3打目を1Mにつけて連続バーディーとした。18番では、グリーン奥30ヤードの3打目のアプローチが入って伸ばした。「ラッキーでしたね」とギャラリーの拍手の中、笑顔でガッツポーズした。
23・1万人の登録者数を誇る自身の人気YouTube「堀川未来夢チャンネル」に、前週初優勝を飾ったルーキー・河本力の動画収録を今週の練習日で済ませたという。「クラブセッティングを撮らせていただきました。ホットなうちに公開したいと思っています」と怪力ルーキーの秘密を近日中に公開するという。
飛距離を武器に67で回った河本のプレーについては「すごいですね、やっぱり。すぐに海外に行くと思うけど、あの飛距離もそうですし、球質も全然違います。グリーンの硬さや起伏があっても、(第2打で)上から高い球で止められるので」と目を丸くした。ラウンド中も2人で和やかに話し込む姿が見られ「海外ツアーの予選会の話だったり、どういう方向性で行くのか話をしたり、お互い良いプレーができたのでたたえ合いながら」と証した。
それでも、スコアでは河本を2打リードして初日のプレーを終えた。「飛距離で戦おうとは思わないので。セカンドショットを先に自分が内側につけられるようにやろうと。明日も勉強させてもらいます」とニヤリと笑って、ブレーク中の後輩をたてた。